
nonnative × OUTDOOR PRODUCTS

今回nonnativeは、シンプルかつクラシカルな佇まいながら現代 の日常生活に必要なアイテムが収納でき、より背負い心地が良い機 能をもたせた、特別仕様のバッグ2型をデザインしました。 ボディはマットなコーデュラナイロンから光沢のあるナイロンオック スフォードに変更し、レトロな質感を持たせました。このナイロンは アメリカのデュポン社で開発されたもので、通常ナイロンの2~3倍 の耐摩耗性と引き裂き強度を誇ります。 ボディに配されるタグに1980年代中頃まで使用されていた単色のロ ゴ を 採 用 す る こ と で 、よ り シ ッ ク な 印 象 に 。 またボトムには、nonnative S/S2019 コレクションで使用され、 高い機能性と耐久性をもつ〈ultrasuede®〉を使用。革のような靭 やかな質感ながら、全く新しい素材を取り入れています。 デイバッグ内部には、PCスリーブほか周辺機器や持ち物を細かく収 納 で き る ポ ケ ッ ト を 装 備 。併 せ て 背 面 に パ ッ ド を 入 れ る こ と で 、荷 物 が嵩張った際にも快適に着用が可能など、ユーザビリティも追求し たスペシャルモデルとなっています。
7月13日土曜日発売開始ですので皆様ぜひ。

1970年代に登場した〈OUTDOOR PRODUCTS〉の代表モデル “452U”をベースに、ボトム部分をスウェード“に切り替えたデイパック“4052EXPT”。 そして1980年代後半に登場したウェストバック“Hip Bag 185”。 今回の別注のベースとなった普遍的なモデルの誕生には、1970年 代のアメリカの社会背景にも大きく影響を受けています。 当時アメリカ西海岸では労働組合運動が活発化、最低賃金法が改 正され製造業の経営者は窮地に立たされていました。1,200人(当 時)の工員を抱えていた〈OUTDOOR PRODUCTS〉にとって、賃金の値上げは苦しい状況ながら、かといって目の肥えたアウトドア 愛好家に、品質の低い商品を販売することは論外でした。 そこで製品自体の製造工程を簡略化し、コストを抑えるため試行錯 誤の末に生まれたのが、縫製量を最小限に抑えたこれらのバッグで した。 現在も基本設計は変わらず、様々なスタイルに対応するシンプルな デザインと機能・耐久性を備えたバッグは多くの人々に愛用されて います。